メーデー!

旅行関係の備忘録ほか。情報の正確さは保証致しかねます。

職場→空港着RTA(アプリが便利だったという話です)

www.ana.co.jp


ANAのタイムセール(スーパーバリューセール)で予約した航空券で、沖縄に行った。1万5000円弱。

 

このチケットを購入した時点の私は勿論、自分が元日に新型コロナウイルス感染症を発症するとは思っていないし*1、往路の離陸日が丁度出勤確定日。日頃在宅勤務がおおむね許されているゆるゆるIT企業において数少ない、「絶対外せないオフィス勤務日」だということも気付いていなかった。

 

以下、職場から空港着RTAを走ったときの話です。

 

 

 

飛行機に乗るとき、何時間前までに空港に居ればいいのか?

「国際線はフライト時刻二時間前、国内線は一時間前までに空港についている必要がある」というのが私的な感覚ですが、インターネット的にはどうなんだろうと思って検索した。

 

tabi-mile.com


上記サイトでは国際線・国内線の区別ではなく、「通常であれば一時間前、繁忙期は二時間前に空港にいろ」という紹介のされ方をしている。

ページ下部には各航空会社のチェックイン締め切り時刻(概ね出発時刻の20分前)が記載されており、便利。

 

一方個人的な体感として、特に国際線のチェックイン(+荷物預け)はだいたい長蛇の列になるので、チェックイン締め切り時刻を目途に動くと詰むと思います。

国際線のチェックインカウンターには、段ボール三個四個を持ってきて(おそらく預入荷物の超過金で)大揉めしている利用者や、何らかの書類不備があって大揉めしている利用者が発生しないということはないからです。

 

飛行機は電車バスと比較すると単価が段違いの移動手段ですし、特に国際線だと、ここで引き下がって良いことは一つもない。

我々は金を払って移動の権利を買っているので、「名簿にお前の名前がないんだけど 本当に予約したんか?」などと言われたところで「オメーどこに目付けてんだ 自分の目を皿にして探せ」と喚いて持ってる権利を主張するべきです*2。金を払ってここで控えめにしたら、金を払った飛行機に乗れないだけ。

なので、ここで利用者が頑張るのは当然ですし、同時にここで下手に引き下がると保安上問題が発生するので、航空各社も場合によってはここが踏ん張りどころ*3。ここで時間が掛かるのは仕方がないです。

 

仮にチェックインカウンターを素通りできたとしても、保安検査所の通過でもそこそこ並ぶ。

直近の羽田空港は「充電器や飲み物等全部荷物に入れたままでいいです」「上着と踝が隠れる靴(ブーツ等)は、脱いでトレイに入れて下さい」という方式で、これがこれまでで一番楽だった保安検査。

 

ここでの「楽さ」は、空港に導入されている性能やある程度現場の治安によるのではないかと思いますが、大体は「充電器やモバイルバッテリー、PC、ゲーム機等は荷物から取り出してトレイの上に乗せる」「上着は脱ぐ」「ポケットに何か入っていないか確認する」

さらに国際線だと、「パスポートと搭乗券を見せる」「機内持ち込みする液体は規定サイズのジップロックに入れて荷物から分け、トレイの上に出しておく」「(場合によっては)靴を脱ぎ、トレイに乗せる」になるので、身ぐるみを剥いでから再び身に着ける程度の時間が必要になる。

これを搭乗する人間全員が実施するので、当然時間が掛かる。勿論検査さえ受ければスルーできるような代物でもない(引っかかる時は引っかかるし、場合によっては別エリアに連れて行かれる)ので、時間がそれなりにかかります。

 

www.smartmagazine.jp

 

ここをクリアすると、ようやっと搭乗ゲートのある出発エリアに到達しますが*4、出発エリアに到達しても搭乗ゲートがとんでもなく遠いところにあったり、場合によっては「搭乗ゲートからバスで機内まで移動する」というケースがある(特に格安航空)ので、何だかんだ早めに移動した方がいいんじゃないかな、と思っています。

 

定時の終業時間から出発時間まで2時間、会社から空港まで1時間弱かかる。

翻って今、私(わたくし)の旅程の話です。

定時から出発まで2時間、会社から空港まで1時間弱。出発より1時間前に到着まではいかないものの、理論上は45分前に空港に入っていることはできる。

 

しかし、リアル出勤時の「厳密な定刻退勤」、なかなか難しいところがある*5

 

特に留意する必要があるのは以下の三ポイント

 

①業務上の緊急事態発生

②上司ちゃんの有難いお話の発生

③電車の遅延

 

このどれかが発生すると、下手したら飛行機に乗り遅れる状態が発生していた。

 

①は、同じ案件を処理している副担当の方に作業を引き継ぎ

②③については、己の品行を正して祈祷する。

 

数日前から対策として、「②③回避に向けての祈祷」をしながらTwitterを眺めていたところ、以下のツイートが回ってきた。

 

 


タイムライン構成に完全に成功している!

Twitterの神が微笑んだ。

 

ツイートでの宣伝内容は兎も角として*6、ここでANAアプリの存在を意識することに成功。

 

www.ana.co.jp

 

このアプリに己の搭乗予定を登録していると*7、出発24時間前からデジタルチェックインが可能。

さらに、チェックイン後はアプリ上でQRコード付き搭乗券*8を表示させることが出来る。

保安検査所入場から飛行機の搭乗まで、このQRコードでだいたい何とかなった。さらに旅の思い出写真を使って、このデジタル搭乗券をデコることもできるようです。

 


www.youtube.com

 

待ってくれない旅程がある

当日、副担当者ちゃんに全てを委ねた状態で祈祷成功、上司ちゃんに話しかけられなかったのでこれ幸いと定時と同時にオフィスビルから最寄り駅までの短距離走を開始。

結果、定時に一番近い電車に乗り込み、久々に走ったせいかひどい電車酔いに俯きながらここでも祈祷成功、電車は止まることなく空港に辿り着くことが出来た上、アプリで自動チェックイン済・預入荷物なしで保安検査所に入れたので、結局30分の余裕をもって搭乗口前に到達することが出来ました。

 

たぶん、歴代の旅行で最速タイムの搭乗ゲート入り。感動的。

 

雑駁な感想ですが、羽田空港には「保安検査所の混雑状況」を示すデジタルパネルが掲示されているのが良かったです。自ら比較的空いている検査所を選べるので*9RTAが捗ります。他の空港にもありましたっけ? あれ メチャメチャ便利なのでいいと思います。一般化してほしい。もうあるんですかね?

 


www.youtube.com

*1:新型コロナウイルス感染症にはいずれかかるだろうと思っていたものの、「年末年始に発症する」という予想はしていなかった。どうせかかるなら、年末年始で感染→松の内で発症ぐらいのスケジュールで来てほしい。来てほしかった。(参考)2023年の正月 - tanpa

*2:(参考)「一生に一度は見たい絶景スポット」ことウユニ塩湖に、塩以外の何があると言うんですか?(私のトラベルストーリー) - メーデー!

*3:(参考)エア・インディア182便爆破事件 - Wikipedia  この事件を元にした再現ドラマによると、チェックインカウンターで恫喝に押し負けた係員が「搭乗しない人物」の荷物を引き受けてしまったこと、かつ同日荷物検査の機械が故障していたことで仕込まれた爆弾を察知できなかったことが紹介されている。(メーデー!:航空機事故の真実と真相 第5シーズン第7話「持ち込まれた小型爆弾」)

*4:国際線の場合は保安検査後、「税関検査」及び「出国カウンターに並んでパスポートを見せる時間」が挟まる。出国は入国程時間はかからないものの、係員にパスポートを見せるブースがボトルネックになって、それなりに人間が滞留する。税関検査は、貧乏旅行しかしたことがないのでよくわからない。

*5:定時までに出勤しなければいけないのに定時までに退勤しようとすると早退扱いになるの、理屈はわかるんですけど理不尽を感じる

*6:某機内雑誌で「公共交通機関(インフラ)としての使命」と書き出すぐらいなら、利用者の持っている機材にタダ乗りする形での情報発信が唯一の情報源となるのはよろしくないだろうと思う。一方で航空各社が設置する案内がアプリ一本化されたところで、空港が設置するデジタル掲示が引き続き存在し続けているなら、各社の案内は別にあってもなくても良いのでは? というのもある。

*7:アプリから飛行機の予約もできる。今回はネット予約した情報を「予約番号」だったか何かを使ってアプリに紐づけした

*8:保安検査所に入るときや飛行機に乗り込むときに見せるチケット。チェックインカウンターでチェックインをすると紙で貰える。

*9:保安検査所は4つぐらいあり、大体の場合はどこを通っても良い。