記事の趣旨
旅行先での出費をこれまで記録したことがなかったのでこれを機に記録して、帰国後海外からの引き落としを見る度に大騒ぎしないようにしようと思い記事にしていましたが、(1)(2)とまとめている内に日常生活に倦んでしまい、もう帰国から一か月が過ぎてしまっている。さっさと始めて終わらせよう。
これまでのあらすじ
出国→ノイバイ国際空港 で一泊→フエで一泊(ここまで1)→ハノイ 着 以降ハノイ 滞在(ここまで2)
ra927rita1.hatenablog.jp
ra927rita1.hatenablog.jp
朝食:8万5000ドン=500円ぐらい
撮影前に半分食べてしまった
ローカルな食堂っぽい店構えの店等はそこそこにあるものの、この日も勿論高温多湿なので入る店の第一条件に「エアコンがあること」が入って来ると朝からドーナツを貪ることになります。
名前忘れちゃったドーナツ2万5000ドン 上に載っているホワイトチョコレート のコーティングが強く、ドーナツ自体の味がどうだったかは最早記憶が蒸発している。
あと、旅行サイトなんかを眺めていると時々オススメされるアボカドスムージー 6万ドン アボカドのことをマグロの代用食として見ている人間が食うと、「普段醤油をつけて食べている食品がホイップクリーム に混ざって出てきた」というような、不思議な感覚に陥る。
Grab(Pinkle Coffee→タンロン遺跡 ):3万3000ドン=200円ぐらい
www.vietnamnavi.com
同行者の方の希望だったため「なんか城の跡地らしい」ということしか知らなかったのですが、ここはベトナム で六番目に登録された世界遺産 だそうです。
なお、この日の気温は30℃、湿度93%*1 。前日 の39℃ と比較するとだいぶマシですが、この日はキャラク ターの誕生日イベントが開催されていた*2 。私はオタクなのでこのために容量無制限のフリーWi-Fi を借り*3 、日付が変わると共にプレイに打ち込んだ。
第五人格のメインサーバーイベントは北京時間で開催されるため、ハノイ にいる人間は実質前日23時からキャラク ターの誕生日イベントに参加できるとはいえ、結局深夜2時くらいまでずっと興奮していた。 四年目誕生日記念エモート*4 の「カカシ」、良すぎる*5 。サイコー!
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翌朝のコンディションはハチャメチャ!
タンロン遺跡 入場料:3万ドン=200円ぐらい
チケット売り場が入っている建物内では過去の賑わいをイメージしたディスプレイが展示されている。この建物内ではエアコンが作動していない。
タンロン「遺跡」という名の示す通り、ここは遺構を展示する史跡です。つまり博物館と違って「野ざらし 」。当然クーラーはない。
分厚い雲を通して夏の太陽が確かに降り注ぎ、無風。さながらビニール温室の内側のような気候。
ここでも写真撮影に勤しむ方々がいらっしゃいましたが、本当にすごいと思う。南国の映えは伊達じゃない
最悪の温室みたいな気候に五時間睡眠の身体は悲鳴を上げており、蒸し器の中の小籠包になった気分で「今日マジでヤバイんじゃないか……」と思いつつ門の階段を上り、温室の内側のようなぬるま湯温度の空気にうんざりしつつ無感動に眺めを見下ろします。
「美しい景観」というものに感動するためには快適な気候、そして体のコンディションが重要。
熱中症 レベルだとこちらの写真のフエ王宮の方がヤバかった(頭痛等の症状が出た挙句、行動不能 に陥りかけた)んですけど、ここには風が吹いていたんですよね……
タンロン城を中心にハノイ の辿った歴史を紹介してくれる展示(クーラーが効いている!)
タンロン遺跡 エリア内にはいくつか展示コーナーがあり、それぞれの箱ものの中ではクーラーが効いている!! ので悲鳴を上げながらハウス温室な外気温及び湿度から逃げ込み、エアコンの効いたエリアに入り涼んでいるのも束の間、制服を着たガタイの良い男たちの団体客がゾロゾロ入ってきてエリア内の気温も湿度もムンムンに上昇。展示室が一転して男子校の更衣室の臭い に包まれ気が遠くなる。
外はハウス温室、内は男子校の更衣室(弱冷房)、どこにも逃げられない。
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わけわからんところに押しボタンがついてる自動ドア(押しボタンの存在に気付かず、ガタイの良い男子学生と一緒になってドアを叩いていた)
(たぶん)特別展示の「ベトナム における龍表象」紹介文のイラスト、「インドシナ (インドと中国の間にあることから命名 )」っぽくてなんか良いな……と思った
パネル本文の内容は「ベトナム におけるドラゴンの原型」には様々な影響があるんだよという話をしていますが、その中で「龍と妖精の子供たち」の伝説(ベトナム の創造神話 )に関する記載があり、おそらくその場面をイラストにしているんじゃないかなと思います*6 。
1967年に建てられたベトナム共産党 政治部中央委員会の会議室(2004年まで使われていたらしいです*7 )
地上会議室(クーラーはないものの、この時間は風が若干吹いていたので朝よりはいくらかマシ)
地下(地下なのでかなり涼しい!)に展示してあったB-52の飛行ルート地図。ここには沖縄がマークされている地図があるというのがガイドブックで紹介されていました。
敷地内の後楼(プリンセスパゴダ) エアコンがなく風も通らないのでクソクソ暑かった記憶がある
同じチケットで入れる発掘現場。当然野ざらし なのでバチバチ に暑いし蒸しており、このあたりで泣きが入り始める
この時点で既に泣きが入っていますが、ここからさらにタンロン城端 門に徒歩 で向かう。
タクシーで向かうには距離がなく、正直タクシー呼んで待ってる時間歩いた方が早いし涼しいんじゃない……?という話になったからです。暑さと湿度のあまり泣いていますが。
道中の教会っぽい建物ハノイ の街路樹がカーテンのようにわさわさと育っているところ好きです。直射日光を避けさせてくれるから
タンロン城端 門:0ドン(タンロン遺跡 入場料に含まれている)
敷地内にはスマホ ゲームに勤しんでいる警備員の方と閑散としている野ざらし カフェの他、端門だけがある。門の内側にパネルがいくつか展示されている程度で特段展示室は設けられていないため、クーラーもない。
Grab(タンロン城端 門→ベトナム国 立歴史博物館):4万9000ドン=300円ぐらい
丁度正午頃の時刻で「そろそろメシを食わないと死ぬぜ!」というステータスになっていましたが、端門の周りにぱっと見てわかる飲食店が無かったため取り敢えず移動。
VIDEO www.youtube.com
昼食:17万ドン=1000円ぐらい
国立歴史博物館側にあったフォーと鍋の店 このあたりでフォーに飽きてきており入店前に「別のものが食べたい」とゴネたりしたものの、ここで下手に彷徨うと死ぬので実質選択の余地はなかった
牛肉のフォー(これが15万ドン)+ベトナム のドライティー (暖かいお茶 これが2万ドン)
この店では鍋を食べ終わった後トランプに興じている客がおり、(昼からし かもこの気温でマジで鍋食う人いるんだな……)という感じでビビった記憶がある。
メニューにあるからには理由があるのだろうとちょっと気になってはいたんですが、連日30℃前後湿度90%で鍋を食う気にはならなかったため、結局この旅程では一度も鍋を口にしていない。食べたら結構良かったりするんですかね……*8
ベトナム国 立歴史博物館:4万ドン=200円ぐらい
walking-hanoi.net
メインエントランスはこの黄色い素敵な建物なんですけれども、
前述の通りGrabは目的地を地図上から直接入力するため、「〇〇〇エントランス」という入力の仕方をして出てきた住所が本当にその建物のエントランスである保証はない。
今回の降車場所はココ!
ベトナム国 立歴史博物館は
①先史時代からの物品を紹介する館(メインエントランスから入る館)と
②別名らしい「ベトナム 革命博物館」の名に相応しいようなフランス占領期以降の近代に関する展示を主とする館に分かれており、今回の降車場所は後者の館の駐車場付近だったものと思われます。
一昔前の公の施設っぽさを感じる内装
この博物館に来た主目的はドンソン文化の特徴と言われており世界史の授業でセット暗記した銅鼓 を見ることなので、ホアロー収容所でも見た「植民地政府に反抗したためハシゴを首に嵌められ引っ立てられていく人民」の写真を見た辺りで「なんか違うところに来ちゃったな」という話になる。
とはいえ、「じゃあメインエントランスの方に向かおう」とすると、ソファに座ってソシャゲをしている風の係員の方が外国人を警戒させないニコニコの笑顔で飛んできて、「お前たちの進むべき順路はコッチ!」という指さし確認をしてくれるんですね。
なんかそこからわざわざはみ出るのもちょっと気が引けてしまい、結局最後まで革命の歴史を見届けることになった。
hanoirekishi.web.fc2.com
1945年春のプロパガンダ (革命関係の展示ではプロパガンダ の紙や配布したビラの展示がメチャメチャ多い)
「1946年3月6日ホー-サントニー合意*9 以前の昼夜」(Phùng Dzi Thuânによる油絵) 「醜悪な世界の中に美しく咲くたった一輪の白百合」のように描かれるホーチミン 、凄いな……と思った(オタクの感想)
g-witch.net
↑キャラデザ近くないですか?
色んなところでこの「コンセント持って突撃していく青年の像」を見るな~と思っていましたが (写真は「その年のホーおじさん」(Nguyễn Phú Cường 作、1990年))
(フランスの)潜水艦に突撃する自爆兵器をモチーフにしているそうです(説明文より)
親米政権(南ベトナム 政府)による1960年の掃討作戦に抵抗した村民の女性が使用した武器(木の棒)の展示
革命展示を一通り見た後、(推定)本館に移動してきました 道路を挟んで向かいにあります
豪華な内装 植民地政府時代の建物を回想したとかそんな感じなんでしょうか
専用の装飾と共に展示される銅鼓
銅鼓に刻まれている意匠はホーチミン 博物館の展示デザインでも見かけた覚えがある。“民族”の象徴としてモチーフに取り入れられてそう
李朝 大越国(11世紀)の将軍が北宋 (当時の中国の王朝)との戦いの前に兵の士気を上げるために読んだ詩のパネルにベトナム語 と英語で注釈がついている図 日本人さんがこういうところに行くと、「↑に近い形の漢字を現在も普段使いしている上、教育課程で漢文を多少嗜んでいることもあって、なんか色々解説してくれるけど原文が一番意味を取りやすい」という事故*10 が時々起こる
二階の回廊にチャンパ美術彫刻展示コーナーがあります
チャンパ系の宝飾等を展示するための照明が絞られた特別室もあったんですけど、16:00頃に来館したのもあってかここだけエアコンの効きが極端に悪い~ついてない状態だったので「サッと湯通し」ぐらいのスピード感で通った程度。写真はないです。
Grab(ベトナム国 立歴史博物館→ホテル):2万1000ドン=120円ぐらい
Wi-Fi の充電がやばく、また何ならシャワーを浴びたいというのもありここで一旦ホテルに戻る。
Grabからタクシーを手配する時、「Discount」をタップすると適用可能なクーポンが表示されることをこの頃に思い出し、考えなしに半額クーポン(2万ドン値引きが入った)を利用したりしている。たぶん空港送迎を依頼する時等、長い移動の時にこれを使うとよりお得なんだと思います。
Grab(ホテル→レストラン):1万7000ドン=100円ぐらい
このあたりでもディスカウントのチケットを使うのが物珍しく何も考えずに使っている(1万6000ドンの値引き)。
嘘みたいにピンク色の夕日で綺麗だったんですよ うまく撮影できませんでしたが
sayon-distantjourney.com
夕食:二人で59万7000ドン(一人29万8500ドン=1800円ぐらい)
walking-hanoi.net
地球の歩き方 に掲載されていたレストランに行きました。比較的安心
日本で飲めるものと比較するとかなり薄味のビールのジョッキに氷をブチ込んで飲む。こうすると一缶のビールで結構長々飲んでいられるので、日本でもこの飲み方がメジャーになったらいいなと思いました
tan8.hatenadiary.jp
↑1杯600円とかするジョッキを「どうせ飲み放題だし」と思ってガバガバ飲んだら飲み放題メニューに入っていなかった回
この店でクレジットカードを使った時に「二重請求された」という口コミを思い出しながら絶望的な気分でやっていましたが、別にそんなことはなかったっぽいです。(2023年5月時点の感想)
というか、よく見たらこの口コミ自体ホーチミン の(たぶん)同系列店舗に対する口コミだった。杞憂~~~~~~
www.tripadvisor.com
さっぱりしておいしかった(鳩)ぽっぽちゃん
軽食:1万7000ドン=100円ぐらい
レストランから徒歩で徒歩で豆腐プリン♬の店に行った。
タピオカ乗せ豆腐プリン♬の店(Tao Pho Jellybean)
夕方頃にぱらぱらと雨が降ってからの夜になると風が出て来て、「店舗前の路上に並べたプラ椅子にトレーを乗っけてそこで食う」というスタイルでも食べているものの味がわかる程度の気温になっていて良かった。
夜が一番歩きやすい。昼はヤバイ。
rurubu.jp
Grab(Tao Pho Jellybean→ホテル):3万3000ドン=200円ぐらい
豆腐プリン食って満足して帰宅。
この日初めてホテルの一番デカイ看板が完全に色褪せていることに気付く(画面中央)
5日目合計金額
食事:57万500ドン
Grab:一人当たり7万6500ドン
入場料:7万ドン
総額 71万7000ドン=4200円ぐらい
ホテルに戻ってから第五人格にログインしたらこの画面になったんですけど、結局何だったのかよくわからない
本文の内容*11 からすると「『オルフェオ 』のゲーム」絡み*12 かと思いますが、オルフェオ は2023年4月20日 までプレイ可能なゲームモードだったので、4月21日とかに表示されるなら兎も角、2023年5月7日~8日に見るにしては不自然。何だったんでしょうねこれ。
6日目(最終日):ハノイ
5月のベトナム は雨季にあたりますが、今回の旅程では全行程中この日だけ雨に降られた。他は快晴時々曇りで太陽サンサン空気はムシムシという感じです。
ホステルの最上階にある個室に宿泊していたからか、同行者は未明からトタン屋根を豪雨がぶっ叩く音で午前三時頃に目を覚ましたらしい。私は8時頃に起床して豪雨の音に気付き、これで外出したらえらい目に遭うだろうということで10時頃まで部屋で惰眠を貪った。
10時頃まで待っても雨音は相変わらず派手だったものの、雨脚は弱くなっていた。
実際この後歩いている時に喰らったのは小雨~霧雨ぐらいで、結局旅程の終了まで傘を差すことはなかった。手荷物から出すのももう億劫というのもありますが。
Grab(旧市街ホテル→ロッテセンター):6万4000ドン=400円ぐらい
元々の値段は9万ドンぐらいで、これに3万ドンぐらいの割引が入ってこの値段。どっちみちタクシーは鬼程安い。
観光客でも利用できるような公共交通機関 が「無い」(バスはあるらしい。私は乗っていない。*13 )ので非常に便利なんですけど、普段の生活圏だとタクシー利用ってよっぽどの「最終手段」なので、こんなポコポコ呼びつけることが出来てしまって良いのか……という気分にもなる。
正直メチャメチャ便利ですし値段のことをあまり考えずに済むのも助かった。このサービスがなかったらたぶん白タクを使いこなせず大トラブル発生か、そうでなければフエ王宮で確実にぶっ倒れていたと思うので本当に感謝しています。Grab ありがとうございます。
VIDEO www.youtube.com
ところで今回の目的地「ロッテセンター」の地下に、「ロッテマート」というデカいスーパーがあります。
yugoc.com
ネット検索していると「観光客はわざわざ行くほどでもない(旧市街の雑貨屋を歩いて探したほうが思い出になるんじゃない?)」という趣旨の記事がいくつか見ましたが、今回は雨降ってたというのもあり私的にはめちゃめちゃ便利だった。
勿論クーラーが全館ギンギンに効いているので、「昼間っから旧市街ぶらぶら歩いたりなんかしたら死ぬぞ!」 という場合にも使えるんじゃないかなと思います。
朝食:二人で41万2000ドン(一人20万6000ドン=1200円ぐらい)
今回は二人で旅行をしているのですが(今更)、
食費の欄について、一人一皿等取り分がきっぱりしている料理を食べた場合は、自分(=私、記事を書いている人間)が食べた分だけの金額。
一方大皿料理や「お腹いっぱいになっちゃったのでこれあげる」が発生し、互いの取り分が混沌となったため割り勘でどうにかした場合、二人分の総額÷2の値段を「一人分」として計上しています。
フォーボーソットヴァン(牛肉赤ワイン煮込みフォー) 7万9000ドン=470円ぐらい
豪雨凌ぎ中にグーグルマップでレストランを探していたとき見かけた牛肉赤ワイン煮込みフォーがフードコートのメニューの中にあったので注文していますが、食通の皆さんにおかれましては、旧市街周辺で食べるのがツウなんだと思います。
master-of-life.net
中にムチムチのグミみたいなのが入ってておいしかったココナッツアイス(値段忘れたし名前もわからないのでもう何もわからない)
お土産:39万5900ドン=2340円ぐらい
ロッテマートでスーパーのカゴにバカスカ物入れて、手持ち最後の50万ドン札を崩した時は(1万円ちかく使っちゃったんじゃないか……)と思っていましたが、こうやって見てみると感覚と実態の間にかなりギャップがありますね。
というか、そもそも1万円を崩して170万ドンにしている ので、50万ドンを使ってこの感覚になる方がちょっとおかしい。
とはいえ、水2万ドン飯10万ドンでボチボチ使ってるところで、いきなり一気に倍額を使ったと考えると、まあこれぐらいの気持ちになることもあるのかな……と思わなくもありませんが……
以下良かったお土産コーナーです。
G7コーヒー(一箱2万5000ドン=148円ぐらい)
www.g7coffee.co.jp
粉をお湯に溶かすと即席でコーヒーが出来る。話が早いし場所も取らない。
ばらまき用のつもりで購入しましたが、便利なので自分で飲んでいる。
ライム塩コショウ(50gで1万2500ドン=74円ぐらい)
gucci-vietnam.com
「お土産にどうぞ!」とネットで見たので旧市街でも探そうとしていたものの、探し方が悪いのかそもそも食料品を売っている風の店を見つけられなかった。ロッテマートでも「こちらがお土産にオススメ!!」という風な大々的陳列をしてはおらず*14 、調味料の棚をつぶさに見ている内にMuoi=塩だということを覚えた。
たぶんあちらって日本よりも生ライムにアクセスしやすい環境で、わざわざ「ライム風味塩」を陳列するより「塩に生ライム」をくっつけてやった方が手軽なのかな、というようなことを思う。これらの経緯は何も調べてないし完全な妄想です。
五香粉(50gで3万8500ドン=300円ぐらい)
ongchava.com
いつもスーパーで見ると14gで264円ぐらい するので、レシピで「五香粉使え」と出てくる局面を全て上野地下で購入した破格の八角 で誤魔化して来たんですけど、ロッテマートだと50gで300円ぐらいだったので買ってみた。これからレシピ通りの生活ができます。このレシピを知った2021年と比較してなんか卵が急激に値上がりしたもんで、まだできていないんですけれども。
lee.hpplus.jp
Grab(ロッテセンター→ハノイ 公安博物館):4万1000ドン=250円ぐらい
1万5000ドンの割引クーポンを使っているので、本当の値段は5万6000ドン=340円ぐらいです。
到着したときは思いっきりドア閉まってて張り紙も張ってなかったんですけど、丁度12:00くらいだったのでたぶん昼休み中だろうと思い、GoogleMapで評の良い近場のカフェで時間を潰すことにした。
ハノイ の博物館は12:00頃から13:00頃の間昼休みになる。この時間は展示室からも追い出される。
カフェ:忘れた(たぶん14万ドンぐらいだったので、一人7万ドン=430円ぐらい)
4travel.jp
閉まってる公安博物館の前でGoogleMapで現在地を表示しつつ「カフェ」と打ち込んだら一番上に出てきたカフェに徒歩で向かいましたが、フランスの女優の方の行きつけカフェだったそうです。
途中でハイバチュン通りやディエンビエンフー 通りといったビッグネームを横切ってきたのでなんかテンション上がった(オタク仕草)
(確か)メニューの飲み物っぽい欄に書いてあったので飲めるタイプのヨーグルトかと思って注文したら粘度の高いガチヨーグルトだった時の写真(さっぱりしていておいしかった)
確かバナナクレープ 温まったバナナって美味しい
インターネットを見る限りコーヒー等を注文すべきだったのでは? 美味しかったんですけど
ハノイ 公安博物館:0ドン
ハノイ 公安博物館は入場料無料です。たぶん警察のプレゼンス向上を目的とした広報機関の位置づけだからだと思う*15 。展示は1945年ベトナム民主共和国 期から始まり、インドシナ戦争 及びベトナム戦争 中のハノイ における警察組織の活動(スパイの摘発や爆撃からの救援、殉職者等)から、現代の活動(犯罪組織の摘発等)まで続いている。
この地域(に限らずベトナム 全体がそうと言えますが、)、植民地支配を受けていた上に内戦が始まってくるので、自国の展示を観ていく感覚で読み流そうとすると「誰が誰を摘発したんですか?」という状態になってくるんですけど、「現代の警察組織の母体となった共産党 が組織する警察組織を紹介/宣伝する展示」だと思うと大体読み外さないと思う。館内は隈なくエアコンが効いていて健康に良い。
ベトナム語 ・英語・フランス語の三か国語で紹介文が書かれている
現代の押収物 ごつい
この部屋の隅に「スプラトリー諸島 の地図の上に書いた何らかの寄せ書き」が展示されているんだか置かれているんだかしており、「圧」を感じた
www.asahi.com
Grab(ハノイ 公安博物館→ドンスアン市場):3万6000ドン=220円ぐらい
最終日なので市場で土産(雑貨)を見繕おうという話になった気がする。
エアコンがなく、蒸し暑い。飲み物を売り歩いている方もいる。
旧市街の方が(たぶん)値段は高いが「土産物らしい土産物」は多いので、ショッピング目当ての方以外はあんまりがっつり来ることもない場所なのかなと思う。
一方で服や靴がめちゃめちゃ売ってるので、その辺のものを安値で買いたい!という方にはうってつけのスポットがここなんじゃないでしょうか。観光客っぽいものはあまり売っていないような気はしたものの、確かに旧市街で買うよりは安め。
お土産:ここでいくら使ったか覚えていないし、レシートも残っていない。使っちゃいけないお金(後述)に手を付けているので、30万ドン=1800円ぐらい使ってるんじゃないだろうかと思う。
市場で「観光客っぽいお土産」を見つけられなかったので、ここから旧市街に繰り出し徒歩でトランクを預けているホテルまで戻ることになった。
この時点でたぶん15時くらいですが、この日は朝がクソ雨・時々小雨という天気ぶりでかなり歩きやすい日だったのでこういう無茶が出来たんだなと思います。
旧市街の植物がモリモリに育っているところ、観光客としては異世界 感があって好きです。実際暮らすとなると虫とか無限湧きしてヤバそう(亜熱帯にこの感想は今更だと思いますが)
亜熱帯モリモリ街路樹、「日除け」としてかなり実用的という側面もあります。とはいえ温度湿度はどうにもならないので、クソ晴れになってしまうとどうしようもないですが……。
ここで「観光客が着てそうな浮かれた柄の地名入りTシャツ」「刺繍されたミニ座布団みたいなお守り*16 」それだけの購入なら別段そこまで金を使ってないんじゃないかと思うんですけど、この後ビジネスホテルで使う予定だった10万ドンに手を付けてしまっていることを考えると、ここで30万ドンぐらい使ってるんじゃないか……と思います。ここでは結構値引き交渉で頑張ってる観光客さんがいっぱいいたので、多分うまく交渉すればうまいこと買い物ができるんだと思う。あとどう見てもクレカ使えなさそうな外観の店でも、言ってみると結構クレカが使えたりします*17 。そこで使うか使わないかは人次第ですが……。
Grab(滞在していた旧市街ホテル→さくらホテル3):7万8000ドン=500円ぐらい
Grabは時間によって値段が変わる。 夕方の混雑時間帯に差し掛かって混雑エリアで呼びつけたので、朝よりも若干高くなっている。
同行者が見つけてくれていたビジネスホテルで銭湯に入れるらしい。
事前に電話で「銭湯ってマジで入れる?」という連絡をしようとしたところ不通 だったんですが、取り敢えず行ってみることにした。
同行者はこれでダメなら適当なスパに無理やり入ってシャワーを借りる覚悟を決めていたそうです。
SAKURA HOTEL Ⅲ キンマー店
www.sakurahotel.net
日本人街の中にあるビジネスホテルですが、車窓の景色を見ているとどうやらロッテマートから目と鼻の先にあったらしく、旅程をより効率的に組み立てるとしたら先に旧市街→ロッテマートだったな……と反省した。
でもロッテマートでトランクゴロゴロ転がすわけにもいかないし、まあいっか。
銭湯:10万ドン=600円ぐらい
ホテルに入るとフロントの方が駆け寄ってきてトランクをどうにかしてくれるところなんか、日本のホテルっぽいな……と思った。駆け寄ってくるところが。
ここでフロントの人相手に「大浴場借りれる?って何て言うんだ……スパかな」と思い適当ぶっこき、同行者の人からは「違うところに連れてかれたらどうするの😠 😠 😠 」という怒られが発生しましたが、なんと「日本語でいいですよ」という回答が返ってきた。流石に日系のビジホだからか、ここでは日本語が通じます! 私の英語がボロボロだったという説もあります。
ここで銭湯を借りるにあたって10万ドンが必要ということはあらかじめわかっていたことなんですけど、なんか旧市街で金を吸われてしまって10万ドンも持っていなかった。危うく同行者に金を出させるところでしたが、クレジットカードの支払いも出来たので事なきを得ました。
男性用の方があからさまに広そうだし男性用大浴場は別館にもあって(女性用大浴場はⅢにしかなかった)「何で!?!?!?」と思いましたが、ここ20年30年で海外赴任・出張に応じる人員=海外ビジホの顧客というと、そら男性客の方が多いか……という納得はあります。
飲み物:2万ドン=120円ぐらい
ここのフロントでクレジットカードが使えたので、風呂上りに緑茶を飲んだ。
海外の緑茶だと加糖されていることがありますが*18 、ここのは流石に日系のホテルだったからなのか、普通に無糖 何ならサントリー の緑茶だった。
Grab(さくらホテル3→ノイバイ国際空港 ):26万5000ドン=1600円ぐらい
メーターは28万5000ドン+何らかの通行料金(高速道路?)1万ドン
これに3万ドンの割引が入って↑の値段になっている。
ハノイ 初日のホテルの空港送迎が40万ドンだったので、そこから考えるとほぼ半額です。
とはいえ、昨日ノリで使っちゃっている半額割引クーポンをここで使えばよかったな。なんか見つけた時テンション上がって、ハノイ 市内移動(ハノイ 国立歴史博物館→ホテル)で即使ってしまったのが良くなかった。ノリでクーポン券使うのやめてください。
空港~市内間でたぶん必ず通るクソデカ橋
夕食:二人で44万5000ドン 一人当たり22万2500ドン=1400円ぐらい
レモングラス で味付けしたチキン 普通においしかった
出国ゲートを通る前に空港で食事。
SIMカード の取り出しも、この時にSIMカード を購入したスタンドで頼んだら日本で使ってるSIMカード に取り替えて貰えた。
ノイバイ国際空港 の出国ロビーと入国ロビーの間には一応警備員が通っており、出入りしようとすると基本的に止められるか搭乗券の提示を求められる風でしたが、外国人の顔をしていると特段止められることなくスルーされた(2022年5月時点)。
ra927rita1.hatenablog.jp
↑
タイ旅行時にSIMカード を取り出し損なった結果、ボールペンを一本ゴミにした時の記事
飲酒他:11万8000ドン=700円ぐらい
これは未来の自分に向かっての豆ですが、
ベトナム の国際空港で出国ゲートを越えた先はUSドルが支配する世界 ですので、それ以前の世界とは比べ物にならない程物価が上がります! 値段表記からもベトナム ドンは消え、USDになる。国内線は大丈夫です。
水と缶ビール、そしてレジ横で売ってた謎の軟膏*19 を購入して11万ドン。
これまで水一本2万ドンの世界で生きていた者としてはびっくりの値段になるので注意してください。
ドイツのホップを用いフランスの伝統的な製法に基づいたレシピのビールらしく、ハノイ ビールより若干洋物っぽい味がする。おいしい。
www.jbja.jp
6日目合計金額
食費:63万6500ドン
Grab:一人当たり24万2000ドン
お土産:たぶん69万5900ドン
銭湯:10万ドン
総額 158万4400ドン=9500円ぐらい
全行程の合計金額
1日目
6万4390円(往復航空券等、日本から支払った金額)
44万ドン=2500円ぐらい
2日目
2万6500円
83万3000ドン=5000円ぐらい
3日目
5,577円
107万1500ドン=6300円ぐらい
4日目
124万7000ドン=7400円ぐらい
5日目
71万7000ドン=4200円ぐらい
6日目
158万4400ドン=9500円ぐらい
総額
9万6467円(日本円で支払った金額)
589万2900ドン=3万6000円ぐらい
→だいたい13万2467円ぐらい
ここまで出しておいて、そういえばソシャゲ誕生日イベント参加のための容量無制限Wi-Fi レンタル (8000円ぐらい→二人で使用するため、割り勘して4000円ぐらい)と海外旅行保険 (疾病治療のため 3000円ぐらい)*20 を加算していなかったことを思い出した。
これらを加算すると総額は13万9467円ぐらいです。
現地滞在費の内訳を見ますと、トップが食費(約238万9500ドン=1万4000円ぐらい)*21 、続いて土産(約140万5900ドン=8500円ぐらい)が二位。三位の入場料は56万ドン=3400円ぐらいで大きく引き離されています。
やっぱ土産は観光客相手の商売ということもあってそもそもの値段設定が高い・こちらの値引き交渉が下手くそ*22 というのもあり、やり手の方はここを削っていくんだろうなと思った。或いは不本意 な義理が生じるような他人(職場等)には旅行することをひた隠しにし、そもそも土産を買っていかない というのも一つの手段だなと思う*23 。
なお、現地滞在費に限らない場合は、当然「航空券(6万円+α)」と「ホテル(1万3000円ぐらい*24 )」「現地ツアーガイド(1万円近く)」が使用金額3トップに躍り出てくる。
航空券やホテルから削ろうとすると「旅行計画そのものを計画的にやれ」というところになりますし、ホテルを削ろうとする場合も計画性+同行者との合意が必要になってくるので兎も角、現地ツアーについては、ガイド付きに拘らない場合はGrabを利用してタクシーをチャーターするのでも多少削れるのかなと思った。
とはいえ、できるだけ出費を抑えた方がいいのは確かですが、節約のために旅行はしていないので、改めてまとめてみた感想としては「別にいいかな」という感じではあります。旅行先の出費は出費としてカウントしない方がいい。旅の出費は掻き捨て。
一方、根がケチの人間が旅行をしていると、実際に使った金額よりも多く使ってるんじゃないかという漠然とした不安 に苛まれるシーンが多々あるので、その点ではこうして記録を着けておいて、「なんだ思ったより使ってないじゃん」というのを明らかにしておくのは、精神衛生上良いなと思いました。
本当はこれ、旅行中からこういう整理をしておき、「思ったより使ってないじゃん」とはっちゃけた出費をするのが良いのではないでしょうか。この記事は、何と言うか、後の祭りと申しますか……
www.shiruporuto.jp